2024年01月03日

東海地震はいずこ

冷和6年能登半島地震

2024年1月1日におこったこの大地震は、時間がたつにつれて、その被害の全容が明らかになり、その廃墟と化した一帯の映像にはただ言葉を失うしかないのだが、こうした大きな地震が起こるたびに、東海地震はまだ起こらないのかと不思議に思う人間は数多くいるはずである。

実際、20世紀の後半から終わりにかけて、東海地震がいつ起こってもおかしくないと危機感をあおられた日本国民のひとりとしては、その後、東海地震が起こっていないことに安堵すべきなのかもしれないが、東海地震が想定されている以外のところで大きな地震が何度も起こっていることはなんとも解せないのである。

たとえば阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本震災、そしてこの能登半島地震といい、いまも記憶に新しい大地震は、すべて東海地震とは関係ない地域で起きている――よりにもよって。

まあ神様が、人間に東海地震を予言されてしまったので、その腹いせに、東海地震だけは起こさないように、地震予知学者にいじわるをしているのではないか。

いいかたをかえよう。いったいどこのバカが東海地震が起こると予言し、膨大な科研費を使い、地震予知と被害防止のための経費をあさっての方向にある地域に投入したのか。

東海地震が起こるといわれても、実際には別の地域で地震が起こった場合、それでも近々に東海地震が起こる可能性は否定できないため、誰も懐疑の声をあげなかったのかもしれない。しかし、ここまで東海地震が起こらないと、つまり東海地震以外の大地震が大きな被害をだしていると、さすがに東海地震はどうなったのか、これってあるある詐欺ではないかという声が出てもおかしくない。というか出ている。

いや、東海地震はいつか起きるかもしれない。だが、今後の情勢では、それは一連の大地震の最後に起こるのかもしれない。

英語でthe last+名詞+to do~という表現をご存知だろうか。

He is the last person to tell a lie. という一文は「彼は決して嘘をつかない人だ」という意味になるのだが、これは、彼は嘘をつく人間のなかでは最後の人だ→つまり決して嘘をつかないということになる。

この表現法でいくと、東海地震は最後に起こる地震といえる。つまり起こるはずがない地震なのである。

重要なのは、あるある詐欺を働いた個人なり集団を特定し、それがどのようなメカニズムとなって風評以下のバカ学説となりおおせたのか、そしてそれによる被害と損失はどれくらいなものなのかをしっかり検証することである。

posted by ohashi at 10:12| コメント | 更新情報をチェックする