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街頭インタビュー改ざんは「月曜から夜ふかし」だけか? 欲しいコメント取れず現場は四苦八苦
日刊ゲンダイDIGITAL によるストーリー 公開日:2025/11/02 06:00 更新日:2025/11/02 09:49
日本テレビ系バラエティー番組「月曜から夜ふかし」は、街頭インタビューでのやりとりを捏造したとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理違反を指摘されたが、街頭取材のデッチ上げは「夜ふかし」だけなのか。
自炊で食べることの多い料理を聞かれた中国出身の女性が、鍋料理と答えたのを、「夜ふかし」のチーフディレクターは「これではオチが弱い」と、中国ではカラスをつかまえて煮込んで食べると改ざんしていた。しかし、テレビ業界ではこんなことは日常茶飯事だという。
【中略】
いや、日本人相手の街頭インタビューだって怪しいものだ。そもそも、街で突然カメラを向けられて、的確なコメントを数分で話せる素人なんていない。拒否されることも多く、TBSアナの安住紳一郎の若いころの経験では、20~50人に声をかけて、答えてくれるのは1人だったという。
ようやく何人か収録できても、さらに編集・加工して、使えるのは10人に1人いるかどうかだろう。歩留まりをよくするため、スタッフは話してほしいエピソードを誘導質問したり、テイク2を撮り直したりと仕込む。最近多いのはイラストで顔を隠した映像で、はたしてその人がしゃべっているのかどうかもわからなくなっている。
【以下略】
(コラムニスト・海原かみな)
全文は https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/379786
しかし、この記事では、街頭インタヴューは、街で突然カメラを向けて録音・録画すると信じているようだが、実際のインタヴューに立ち会っていないことがバレバレである。
「そもそも、街で突然カメラを向けられて、的確なコメントを数分で話せる素人なんていない。」とこの記事も認めている。ほとんどの人が街頭インタヴューを断るだろうから(私も断ったことがある)、答えてくれる人がみつかるまで、あちこち歩きまわり、追いかけ続け、カメラを延々と回し続けるなんてことはしない。ADが駆けずり回って、答えてくれそうな人を捜す。いっぽう答えるほうも、何か言ってやろう、テレビに出てやろうという気構えでくるから、正直いって、まともな人間ではない。
あといきなり街頭でカメラとマイクをむけることはしない。通行の邪魔になったりしたら、オールドメディアは横暴だとか非難されたりして、インタヴューどころではない。そのため通行の邪魔にならない、人通りも比較的少ない、落ち着いた場所にインタヴュアーとカメラが陣取り、ADが捜して連れてくる人を待っているというのが、普通のインタヴューの段取りだろう。
あとインタヴューに答えるために、連れてこられる人間も、まともな人間ではない。ごくつぶしの暇人か、よほどの目立ちたがり屋か、精神異常者か、酔っ払いといったところだろう。そんな連中の意見などまともにとりあうべきではない。むしろ、インタヴューに答える人間たちは、むしろお飾りだろう。中味なんかはどうでもよく、ただ一般人の意見を聞いているという、やってる感だけを出そうとしているにすぎない。
まともなニュース報道とは、街頭インタヴューをしない報道のことだろう。
