ファンタスティック4:ファースト・ステップ:夏休みオススメ映画 マーベル初!4人のヒーローチームの活躍描く レトロな世界観も
MANTAN Inc. によるストーリー• 2025年08月16日
夏休みにクーラーの効いた劇場で楽しみたい、MANTAN編集部オススメの映画をピックアップ。マーベル・スタジオが伝説のヒーローチームを描くシリーズ第1作「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」(マット・シャクマン監督)を紹介する。
異なる力と個性を持った4人のヒーローチーム「ファンタスティック4」の活躍を描く。世界中で愛され、強い絆で結ばれた彼ら“家族”には、間もなく“新たな命” も加わろうとしていた。しかし、チームリーダーで天才科学者リードのある行動がきっかけで、惑星を食い尽くす規格外の敵“宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫る……というストーリー。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一作で、マーベル・コミックス初のヒーローチームの活躍を描く。つまりヒーローが4人いる贅沢(ぜいたく)さ。レトロフューチャーな世界観も楽しめる。
必死の宣伝のためというのは、8月16日現在、ほとんどの上映館で、この映画は1日1回か多くて2回しか上映していない。またその多くにおいて、上映時間も朝早くか夜遅くである。7月25日公開だから、公開後3週間を経て、完全に失速している。はっきりいってもう終わっている。この映画を推薦する宣伝記事が必死であればあるほど空しい感じがする。
映画の舞台は1965年(パラレルワールドの地球ということらしいが)。その当時に考えられた未来像を映像化している。レトロフューチャーな世界観を売りにしているのだが、1965年に考えられた未来の家族というのは、おそらく、絵に描いたような白人家族であっただろう。そこに、白人優位性の政治的・社会的・文化的無意識がみえかくれするにしても、レトロフューチャーだから許容される――そうでなかったら何のレトロフューチャーか。
だがペドロ・パスカルとヴァネッサ・カービーの夫婦は、レトロフューチャーの夫婦からもっとも隔たったところにいる。ペドロ・パスカルもヴァネサ・カービーも人気のある、よい俳優たちだが、ほかにいなかったのか。ひげを生やしたレトロフューチャーのパパ。はあ?これはないよ。ペドロ・パスカルとヴァネッサ・カービーのペアは、1965年頃に夢見られた未来の理想的な夫婦・父母では断じてない。このぺアはギャングのボスと、その情婦というのがいちばんぴったりくる。ギャングのボスとその情婦がスーパーヒーローのコスプレをしている。そんな映画、観ていて恥ずかしくなる映画、痛々しい映画、誰が観に行くか。
付記:ちなみにファンタスティック4は、コミック版ではなくアニメ版で私は知っていた。1968年から日本でもアニメ版をテレビで放送していて、私は、それをけっこう面白がって観ていた。土曜日か日曜日の午後5時30分か6時頃に放送する30分アニメだった。その名も『宇宙忍者ゴームズ』。「ゴームズ?」。パパであるリード・リチャーズは体がゴムのようにのびるから、ゴームズ。ばかばかしいでしょ。
