さまよえる魂と亡霊たちの演劇になるはずです。太田省吾さんの台本を題材として自由に発想します。二人芝居ってことになっていますが、今回、登場するのは二人ではないかもしれません!? 存在と記憶について思いを馳せ、宇宙の中に存在する自分と誰かについての滑稽な非喜劇! 実験劇場の開幕です。和田さん、北村さんと共に夜の世界の幕開けです!
という台本・演出の荒井遼氏のコメントがネットで紹介されていた。
また上演パンフレットには、
太田さんの「更地」に想を発し、和田さん、北村さん、子供たちと自由に創作させて頂きました。今日ご覧頂く演劇は一本の糸ではなく、沢山の挿話が混じるより糸です。すべての事柄を因果律で考察しようとすると、きっと戸惑います。だからこころのままにお楽しみください。
と荒井氏の言葉が載っている。おそらくこれがすべてを言いあらわしている。おそらくこれにつきるだろう。
いまも上映中の映画『けものがいる』を観た人が、何が起こっているのかわからなかったが(ヘンリー・ジェイムズの原作『密林の野獣』を読んでもわからないのだが)、でも、最後まで眠らなかったと私に話してくれたのが印象的で、今回、吉祥寺シアターの舞台で何が起こっているのか、最後までわからなかったが、眠ることはなかった。それほど魅力的な舞台だった。3日間5公演で終わるのは惜しい、またいつか再演のあることを。
