玉川徹氏「25万人か、って…ちょっと」優勝パレードで16年500万人の記録…ドジャース少ない
日刊スポーツ新聞社 によるストーリー
元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)が4日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。MLBのワールドシリーズを制覇したドジャースメンバーがロサンゼルスで開催した凱旋(がいせん)パレードについて、祝福したファンの規模に「25万人か、って…ちょっと」と首をひねった。
ニューヨークでヤンキースを4勝1敗で撃破したドジャースナインは大谷翔平(30)らを乗せた計7台のバスで市内中心部から約45分をかけて、メジャー公式サイトによると約25万人のファンに祝福されたという。
玉川氏は「25万人パレードって、すごく多いと思ったんだけど、先週の金曜(11月1日)に井口(資仁)さん、元メジャーリーガーに出ていただいたじゃないですか。彼ワールドシリーズ2回制覇しているんですけど、ホワイトソックス200万人(06年シカゴ)カブス(16年シカゴ)のときは500万人、っておっしゃってたんですよ。だから、25万人か、って…ちょっと」と話した。
月曜レギュラー石原良純(62)は「500万人、ってどうやってみるの?」と驚いた。さらに玉川氏は「シカゴの人口、って今ちょっと調べたら500万人いないんだよね(22年に約270万人、周辺都市も含めると約944万人とも)」と語ると、石原は「(500万人パレードが)間違っているんじゃないか?」と過去の公式記録にいちゃもんをつけた。玉川氏は「一応、確認したんだけど…合ってんのよ」と語った。【以下略】
実際、この番組をリアルタイムで視ていたが、玉川氏の疑問、石原氏の「いちゃもん」、ともによくわかる。
私自身、10万人のイベントに参加したことがあって、その時、知人と、会場で待ち合わせをしたら、結局、最後までその知人に会えなかった。人が多すぎて。
今だったら携帯で連絡をとりあえば、出会うことはむつかしくないのだが、当時は、携帯などなかったのだ。携帯のない時代を生きてきたというと、今では江戸時代の人間かと思われそうな気がするが、携帯がなかった時代というか、逆に携帯が生活に不可欠になった時代というのは、20年あるいは30年くらいしかたっていない。それ以前は携帯なき生活に馴染んでいた。とくに不便だと思わなかったのだ。
それはさておき10万人くらいになると人が多すぎて人間の認知能力の範囲を超える。10万人のなかから誰か目指す相手を探すというのは至難のわざである。
パレードに25万人というのはわかる。けっこうな数である。しかしパレードに500万人というのは、さすがに想像を絶する。パレードが行われる通りの両側に人が陣取ったとしても、シカゴ市の全人口よりも多い人間が、沿道に殺到したら大事故が起きかねない。
強いて言えば、高層建築の窓からパレードを観る人を考慮すると、垂直方向に収容人数を加算できるから、200万人、500万人というのはあり得ない人数ではないのかもしれないが、それにしても多い。
パレード観覧者の人数がまちがっているか、とんでもないサバ読みとしか思えない。石原良純氏に賛成である。