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小泉今日子「法が法になってないと感じることもいっぱい」 最高裁裁判官国民審査の重要性訴える
スポニチアネックス(スポーツニッポン新聞社 の意見)10月27日
女優の小泉今日子(58)が26日深夜放送のJ-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」(土曜深夜1・00)に出演。27日投開票の第50回衆院選と同時に行われる最高裁裁判官6人の国民審査についてコメントした。
「あれも意外と重要なんじゃないかと。法が法になってないっていうように感じることもいっぱいあるので」と裁判官の国民審査について切り出した小泉。「“見てますよ”っていう意志は必要かなと思って。きちんとした判断をしてる人もいっぱいいるかもしれないけど、でも私はそこにも不満は感じる」と続けた。【以下略】
小泉今日子氏の意見に賛成である。最高裁裁判官の国民審査はけっしておろそかにできない。「“見てますよ”っていう意志は必要かなと思って」というのは、きわめて重要な指摘である。国民が審査を放棄したら、司法の暴走あるいは無為を止めることはできない。
ただ「きちんとした判断をしてる人もいっぱいいるかもしれないけど、でも私はそこにも不満は感じる」という発言は、この文面だけでは、よくわからない。国民審査をおろそかにせず「きちんとした判断」をしている人は多くいるとは思うものの、まだ十分ではないということか。
私は、最高裁判所裁判官の審査において、毎回、全員に×をつけている。おいおいそれでは審査になっておらず、ただのおふざけかと思われるかもしれないが、私は信念をもってそうしている。もちろん最高裁裁判官の考え方には差異があるので、一律に×ということにはならないとはいえ、政権の司法無視をいつも放置し、政権の顔色をうかがっているような最高裁判所を代表する裁判官は、全員、一度にやめてもらいたいと本気で考えている。
もちろん私が全員に×をつけても、少数意見にとどまるだろうし、最高裁裁判官の地位は微動だにしないと思うし、全員に×をつければ審査ではなく、ただのおふざけ・冗談としてしか受け止められず、「見てますよ」という意志は伝わらないかもしれないが、それでも、私の怒りの表明として、今度も、おそらく私が死ぬまで全員に×をつけ続けるだろう。
本日? もちろん全員に×をつけたことを報告しておく。