テレビ朝日系人気ドラマシリーズ『相棒』シーズン21で、初代相棒である「亀山薫」役であった俳優寺脇康文(60)が、およそ14年ぶりに、5代目の相棒役になることが発表されて話題になっている。
またすでに指摘されている――初代の相棒の復帰によって、このシーズン21が、ファイナルシーズンになるかもしれない。あるいはファイナルシーズンとならなくとも、亀山薫/寺脇康文で、遠からずシリーズが完結するのかもしれない、と。
あるいはそうならなかったらおかしいといもいえる。
物語を構成するとき、話が膨らみ過ぎて終わりがみえなくなったり、理由はなんであれ、そろそろ終わりにしたいというとき、それもむりな終わり方ではなくて、自然な終わり方にしたいときの鉄則というのがある。昔から言われてきていることだが、それは始まりに戻るということである。物語が、はじめにもどりはじめたら、いよいよこれで終わると考えてまずまちがない。
万が一、水谷豊本人、あるいは製作者側が、そんなことは夢にも考えていなとしても、こうなったからには、ドラマシリーズもフィナーレに向かうしかない。終わりはすでにはじまっている。物語が、はじめに戻りはじめたら、あとは終わりを迎えるしかないのである。
2022年06月23日
終わり と/の はじまり
posted by ohashi at 17:50| コメント
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