2020年12月04日

the name of the game

「ゲームの名前」? いえいえ、これも訳しにくい英語のフレーズ。

ちなみに11月に菅首相(Go to hell)がコロナ感染者増大の折に、記者会見で、マスクをしながら食事をするようにと国民に呼びかけて顰蹙をかったのだが、その会見をみながら私は、会見内容を、自分なりに通訳してみた。

新型コロナ感染者がふえているが、国民は、積極的に旅行に行き、積極的に外食しなさい。そうしないと旅行業界、外食産業から俺様に金が入ってこない。ただし、くれぐれも旅行と外食で、感染して、俺様と二階様に迷惑をかけないよう、しっかりマスクして感染を防げよ。と、そうとしか聞こえなかった。

いま新型コロナウィルス感染で各国が直面している問題は、生死の問題というか、昔からある「金か命か」という二者択一問題である。

もし命を重視すれば、金が限りなく失われてゆくだろう、そのままいけばお金がなくなる。みんなが飢えて死ぬことになる。では、金をとれば、命がかぎりなく失われていくだろう。国民がいなくなったら、あるいは国民なき独裁者になったら、どうお金を使うというのだろう。

ジレンマ? いや、今の日本では、「金か命か」の問題は、「金」しか選択肢はないように思われる。

「ゲームの名前」とは、主にアメリカ英語の口語表現で、「肝心なこと、目的、ねらい」という意味。アメリカのテレビドラマ(1968~71)のタイトルからきているとのこと。日本でも放送されたこのドラマを、私は見ていないのだが。

用例としては

Profit is the name of the game in Japanese politics.
「日本の政治では利益が本来の目的だ、利益さえあれば、それでいいのだ」

Money is the name of the game.
「お金さえあればということさ」(英和辞典の訳文)

というように使う。

Money is the name of the game.

ああ腐りきった薄汚い日本の政権、万歳。
posted by ohashi at 23:12| コメント | 更新情報をチェックする