2020年08月27日

キャッシュレス化にさからって

キャッシュレス化の流れがあり、銀行の通帳なども電子化されるようだが、現金を完全に手放すのはまた危険なことなので、私は現金(少額)を手元におく。絶対にキャッシュレス状態にはしない。

現金といっても、数日、暮らせたり、近隣に移動する交通費くらいを常に用意するということである――小銭や小額紙幣で。タンス貯金をするというようなことではまったくない。

入金や引き出し、送金を電子化することに対して、その安全性を危惧しているということもある。紙媒体(紙の通帳とか紙幣や貨幣)は奪ったり処分したり偽装するのに手間がかかる。もちろん通帳を焼いて消滅させることは短時間でできるかもしれないが、電子手帳なら一瞬で書き換えたり消滅させたりできる。電子時代には、一瞬でできないこと、すこしでも時間がかかること、面倒なことは嫌われる。メールアドレスとか、パスワードなども長いと嫌われる、あるいは長いことが防衛手段となる。

ただし電子化時代における安全性確保は、これからどんどん進んでいくと思われるから、キャッシュレスにしても、電子手帳にしても、十分な安全性は確保できることはまちがいないだろう。

ではなぜ現金、あるいは小銭にこだわるかといえば、今後、大きな災害が来ることはまちがいない。特に地震。大きな災害がくると、キャッシュレスでは何も購入できなくなるかもしれない。混乱のなか、現金で払ってもらえないかと言われる事態が到来することは想像にかたくない。

コンビニでペットボトルに入った水を一本購入したいと思っても現金がないと買えないかもしれない。現金は通用しないが、キャッシュレスなら通用するという状況はない。

諸外国では、災害とか、その他の非常事態になると、店舗が襲われ略奪されることが多い。日本では、それがないと外国から称賛されるのだが、キャシュレス化すすむと、現金をもたない市民が何も買えなくなって、コンビニなどが略奪されるかもしれない。ほんの少額でも現金でしか買えないとわかると、暴れたくなるのもわからないわけではない。

私は絶対に略奪しない。だから少額の紙幣と小銭は必ず手元に置いておくし、できるかぎりキャッシュレスにはしない。とにかく、略奪しないために。そして生き残るために。
posted by ohashi at 16:50| コメント | 更新情報をチェックする