失敗は続く。
本日、ある会議のあとの雑談の場で、
方言がどうのこうのとか、アクセントがどうのというような話になって、黙って聞いていたのだが、急に、私は、東京の出身かと聞かれて、いえ、名古屋ですと答えた。そして名古屋では、たとえば学校(小中高)では、名古屋出身の教師は、授業では絶対に名古屋弁を使わない。いわゆる標準語をしゃべる。ただ、名古屋には関西出身の教員も多く、その先生方は、関西弁まるだしてしゃべると言ってしまった。「関西弁まるだし」というのは、ちょっと表現が失礼だったかもしれない。関西出身の人の前で。
実はこのあとに、つまり名古屋の人間は、名古屋弁にコンプレックスがあって、あらたまった場とか公の場、あるいは教室での授業などでは名古屋弁を使わない。つまりバイリンガル。新幹線で東京に行く時にも、同じ名古屋人どうしで話していても静岡県に入ると、標準語に切り替えるといわれている。ところが関西出身の人は、関西弁に誇りをもっているようで、時と場所に応じて、関西弁と標準語を切り替えたりしない(実際には切り替える人も多いようだが)。だから子供心に関西出身の先生は関西弁に誇りをもっているようで、ある意味、うらやましいと思っていた、と、そうフォローするつもりが、次の話題に行ってしまって、なにか小ばかにしたような失礼な言い方をしただけで、終わってしまった。
こんなところで弁解してもはじまらないが、失言の多い人生だと、つくづく嫌になるぞ。