芸能人格付けチェックお正月スペシャル
毎年正月恒例のこの番組、首都圏ではテレビ朝日による放送だが、このなかで、「音感」「味覚」「演出」「盆栽」「牛肉」などの問題のうち、視聴者も参加できる「音感」「盆栽」「演出」のうち、オーディオ系とヴィジュアル系は、いままで正解しているのだが、恥ずかしながら演出系(映画監督が映像をつくる)だけは不正解で完璧に研究者としての自信をなくしている。
実は前日の大晦日に、2014年正月に放送した格付けチェックを再放送していて、14年の正月に見ていなかったので、演出にチャレンジしてみた。言い訳をすれば演出チェックに、最初からテレビに向き合ってチャレンジしたわけではなく、仕事をしながらチラ見しながらのチャレンジだったが、自信をもって判定したものの、見事に外れた。2013年に失敗したので、これで2年連続外すことになったので、さすがに自信喪失した。
というもの音感チェックは、テレビの音響設備に左右されるし、ヴィジュアル系は最近は盆栽になっていて、これは近くでみればわかるのだが、遠くからみるので判定も印象とか外的要因によって左右される。2014年の盆栽は、小さなほうが偽物と判断した。紙とか粘土で、大きな盆栽は作れないし、また偽物のほうは、いかにも盆栽風情をしていたからだ。2015年も盆栽について、菓子材料では、形態が、強度的に持たないのではないかというほうを選んで正解した(大きさは同じ)が、盆栽の目利きの判定方法ではない。そんななか映像チェックだけが、判定力が公平なかたちで問われる唯一の問題と思われるのだが、2回連続して失敗した。悪いことに自分なりに理由をつけて、自信があったのだが、失敗した。
2015年は「「あずみ」「ゴジラ FINAL WARS」などを手がけた映画監督・北村龍平監督と、映画監督をやりたい野望を持っている平成ノブシコブシ吉村崇が演出した映像作品を見極める。同じ脚本、出演者(しずる、田中涼子)で作品タイトルは「THE BEAST GUN」。凄腕刑事と凶悪犯人の緊迫アクションだ」とあった。
最初にみた映像は、悪くなかった、というかよく出来ていて、もしこれが素人の作品だとすると、プロの監督は、これを上回る作品となるはずで、そうなると、両作品は、甲乙つけがたくなる。とすれば、今年も、外してしまう可能性が高いと、暗い気持ちになった。
幸いに、次の作品は、雑な撮り方をしていて、最初の作品がプロの監督の作品だと確信させるものがあった。両作品のそれぞれの特徴を、短時間で、すぐ見分けるほどの目利きではないが、今回は、簡単だった。私の中にも、これは素人がよくおかしやすいこととか、プロは絶対にしないことなど、秘密の基準がある。その基準、つまり素人的な撮り方の基準に、今回の作品は合致していたので助かったが、まあ、運が良かったほうだろう。幸運を喜んだが、自信は、回復していない。