2021年06月08日

ワクチン接種

今月のはじめに、つぎような記事があった。

やっと取れたワクチン予約、接種日は「10月6日」 困惑する高齢者
朝日新聞社 2021/06/03 17:35
【以下、一部を引用】

札幌市に住む男性(83)は、ワクチン接種予約の受け付けが始まった5月19日、自宅近くの医療機関に電話予約しようとしたがつながらず、翌日に直接出向いて予約した。しかし告げられた接種予定日は「10月6日」。「国は高齢者への接種完了を7月末に終えると言っているのに」と驚いた。

男性はその後、札幌市の集団接種会場の予約に空きがあることを知り、電話で予約をとりなおし、6月中に接種できる見通しという。「自宅の近くで接種を受けたかったが、10月までは待てない」と話す。

この男性が接種予約していた医療機関の担当者によると、予約の問い合わせが殺到し、接種予定日が10月以降になっている人もいるという。ただ、男性のように集団接種に切り替えた人も出ており、予約枠が空けば別の人に電話し、予約を前倒しにしてもらっている。担当者は「日々状況が変わり、対応に追われている」と話す。

札幌市は高齢者のワクチン接種では、まずかかりつけ医で行うことを勧めている。集団接種は個別の医療機関での予約が取れない場合に使うよう求めている。しかし個別の医療機関では予約に対応しきれず接種日が先になる場合がある。早期接種のため集団接種の予約を取り直すケースも目立っている。


この人は、10月接種の予約を取り消して6月接種に変わったようで、よかったというか、むしろ接種が早いほうになったので、ラッキーだったのだが、そうはならない不運な人がいいる。それはだ。

5月の連休明けに、地元の自治体の集団接種に申し込んだところ、7月しか空きがなく、それで予約するしかなかったものの、5月の中旬に、かかりつけの病院に定期検診に行ったところ、べつに頼んでもいないのに、ワクチン接種の予約をとりましょうかと受付で言われた。すでに市の集団接種を予約したからと断るほかなかったのだが、そのとき、その、かかりつけの病院で接種を予約すれば、おそらく2週間前には最初の接種を終え、来週には2回目の接種を終えていたはずなので、残念な思いをしている。

集団接種の予約を取り消せばいいと思うかもしれないが、予約は取り消せない(接種当日、病気にでもなならないかぎり、前もって取り消すことはできないようになっている)。集団接種にキャンセル待ちもできるようになったのだが、一度予約した人はキャンセル待ちの候補にはなれないと釘をさされている。私のいる自治体では。

集団接種をネットで予約したときは、個別接種ははじまっておらず、開始がいつかもかわらず、選択肢がなかったことと、最初は個別接種を考えていたものの、個別接種の開始日の通達が遅れ、集団接種のほうが早いと判断したのだが、その判断がすべて裏目に出た。

札幌市では、個別の予約をキャンセルして、集団接種に変更することは簡単にできるみたいで、集団接種が6月というのは、早いし、個別接種が10月というのは遅すぎる。札幌市で、10月から6月に予約を変更できた人は、うらやましいというほかはない。

ずっとワクチン接種のニュースをみるたびに、私自身の要領の悪さを反省し、くやしいというか不愉快な思いをしているのだが、しかし、よく考え見れば、そんなにあせることはないという気がしてきた。

政府がワクチン接種を急いでいるのは、ぜがひでもオリンピックを開催したいからだろうが、しかし、早くワクチン接種をしても、ウィルスが、いま現在、変異していて、インド株に対して、現行のウィルスが効くかどうか、ほんとうのところわからない。むしろ効かないのではないか。

そしてオリンピック開催によって、あらたな変異株が生まれたら、日本から世界にむけて新種の変異株を送り出すことになり、ますます現行のワクチンは効かなくなるのではいだろうか。ワクチンもウィルスと同様に、日々進化しているという話もある。だとすれば、それこそ10月頃にワクチンを接種したほうが、新型コロナに対応できるのではないだろうか。

ワクチン接種はしたほうがいいと思うのだが、変異株のことを考えると接種は遅いほうがいいような気がする。いっそのこと10月接種に変更しようかなとも思える――予約変更は私の自治体ではできないのだが。
posted by ohashi at 23:36| コメント | 更新情報をチェックする

2021年06月01日

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6月8日づけ ワクチン接種
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